FXに取り組む際には失敗したときの対策など、しっかりとした準備が必要です。また取り組みやすい投資の手法を理解しておくことも大切でしょう。今回はFXへの挑戦を考えている人に向けて初心者にオススメの手法や必要な準備を紹介します。
取り組む際の準備
FXを始める前の準備として特に重要なのが基礎知識を身に着けておくことです。レバレッジやスワップポイント、スプレッドなど、FXには専門用語が多くあります。また、成行注文やOCO注文など注文方式もいくつかあるため、それらも理解しておくことが重要です。小さいながらも常に値動きが起きているFXという投資法では、最中に疑問に思っても調べるのはリスクがあります。資金を投入する前にまずは基礎知識を身に着けておきましょう。基礎知識を身に着ける勉強には書籍を読むほか、会社のホームページで公開されている情報を参考にすることもできます。書籍の場合、レベルに合わせたものが選べるため、基礎の基礎から始めたいという方にもオススメです。
また、実際に資金を投入する前にデモトレードに触れてみることも大切です。デモトレードとは仮想の資金でＦＸの取引を体験できるシステムです。その会社で提供されている操作画面に慣れるほか、取引のルールを再確認する機会にもなります。身に着けた基礎知識に十分か、ルールを確認したい方など活用しましょう。
初心者にオススメの手法とは
FXには4つの投資手法がありますが、初心者が取り組みやすいのはスイングトレードです。スイングトレードは数日から数週間かけて行う取引スタイルです。スイングトレードは長期間の投資ですが、トレンドを予測しやすく、定期的にチャートを確認して判断すればいいため、ゆとりを持った取引ができます。短期投資であるスキャルピングやデイトレードは、頻繁にチャートをチェックしつつ、即断即決が必要になるため、状況の把握に慣れていない初心者が挑戦するには大変リスクが大きくなってしまいます。ただし、雇用統計や政策金利など重要なニュースが出た際には急激な変動が起こる可能性もあります。どんな投資手法を撮る場合にも政治や経済の情報についてはアンテナを張っておきましょう。
そして、FXでは相場の分析方法を身に着けることが重要になります。分析方法は主に2つあり、過去のチャートの値動きから将来的な変動を予測するテクニカル分析と、各国の経済状況や物価の動向、政策などから分析するファンダメンタルズ分析があります。慣れないうちはテクニカル分析をメインに、徐々にファンダメンタルズ分析で判断する力も磨いていきましょう。会社によっては相場の方向性を直観的に把握できるツールなど、分析に役立つツールを提供しているところもあります。それらのツールを活用しながら取り組んでいくのもオススメです。
まずは慣れることから始める
初心者に必要な準備なオススメな投資手法を紹介しました。FXに限らず投資に取り組む際には基礎知識と相場の理解が必要不可欠です。まずはデモトレードなどで身に着けた知識や分析に慣れることから始めて、いきなり資金を投入するのは避けるのが無難です。本番では実際に損失を出すリスクもついて回るため、冷静な判断も難しくなります。冷静な判断ができるようチャートを見慣れておいたり、判断の根拠となる情報収集を行ったりするのがオススメです。
